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Photoshop 合成写真作成のポイント

Photoshopを実務で使うとき、写真の色調補正や切り抜きの作業は非常に多いです。そういった作業をまとめて練習できる方法として、合成写真があります。合成写真を作るなかで、マスクや調整レイヤーなどのよく使う機能を積極的に使い、慣れていってください。

合成写真作成のポイント

  1. 比較的解像度の高い写真素材を用意する
  2. 切り抜きはマスクで
  3. 選択範囲はクイック選択ツールでダメならほかのツールへ
  4. 色調補正はレベル補正→トーンカーブ
  5. 調整レイヤーはクリッピングマスクに
  6. 変形するときはスマートオブジェクトに変換
  7. 影や映り込みで現実感を出す

1. 比較的解像度の高い写真素材を用意する

印刷用かどうかにもよりますが、写真の解像度はあまり低くない方が良いです。解像度がある程度高くないと、綺麗に切り抜くのが難しいからです。また、大きい画像を縮小して使うのは問題ありませんが、小さいサイズの画像を拡大して使わないようにしてください。

2. 切り抜きはマスクで

Photoshopでは、「いかに元に戻せるデータにするか」が編集(修正)しやすいデータを作るために非常に重要です。画像を直接切り抜いてしまうのではなく、極力マスクを使ってください。

3. 選択範囲はクイック選択ツールでダメならほかのツールへ

クイック選択ツールは非常に優秀なので、どんな方法で選択範囲を作るか迷ったときには、まず試してみてください。あまりうまくいかないときには、他の方法で作るか、「境界線を調整」で仕上げたりします。

4. 明るさの調整はレベル補正→トーンカーブ

写真の明るさを補正する際は、レベル補正で諧調を整え、トーンカーブで仕上げるという順番が作業しやすく、おすすめです。元々諧調が使いきれている画像では、レベル補正は使わなくて大丈夫です。

5. 調整レイヤーはクリッピングマスクに

合成写真では、切り抜いた写真を何枚も組み合わせるので、それぞれのレイヤーに別々の色調補正を適用したいということも多いです。その場合は、調整レイヤーをクリッピングマスクにすると1つのレイヤーにのみ効果を適用できます。

6. 変形するときはスマートオブジェクトに変換

ビットマップデータは拡大・縮小に弱いですが、レイヤーをスマートオブジェクトに変換しておけば、縮小などの変形を行った後、元の大きさ(形)に戻しても画像が荒れません。

7. 影や映り込みで現実感を出す

写真を切り抜いて配置し、背景に合わせて色調補正をしてもまだ自然には見えないはずです。影を付けたり、映り込みを作ったりしてリアルさを演出してください。

Photoshop 選択範囲の保存方法

Photoshopで画像を編集するには、まず編集する部分に選択範囲を作成する作業が必要になってくることがほとんどです。選択範囲がきれいにできていることが作品のクォリティに関わってくるので、丁寧に作成します。そんな風に手間をかけて作成した選択範囲を、もう一度使いたくなったとき、もう一度選択するのは大変です。そこで、選択範囲を保存しておきます。

選択範囲保存の方法

選択範囲の保存するには、選択範囲を作成した状態で、チャンネルパネルの「選択範囲をチャンネルとして保存」ボタンをクリックします。すると、選択範囲は白黒のサムネイルのアルファチャンネルとして保存されます。

保存した選択範囲を読み込むときは、アルファチャンネルを選択して、「選択範囲を読み込み」ボタンをクリックすればOKです。

チャンネルパネル

PhotoshopCC小技 画像に使われている文字に似たフォントを探す機能

PhotoshopCC小技 画像に使われている文字に似たフォントを探す機能

フォントは、デザインのイメージを大きく左右するので、結構悩みますよね。既存のデザインを参考にすることもあるのではないでしょうか。しかし、参考にしたデザインに使われているのと同じ(もしくは似た)フォントを使いたいと思っても、フォント名が分からない場合、パソコンにインストールされているフォントをひとつひとつ調べていくのは大変です。そんな時に、PhotoshopCCのマッチフォントという機能を使えば、画像に使われている文字に似たフォントを、インストール済みのフォントから探してくれます。ただ、あまり似ていないフォントも出てきてしまうことが多いようなので、補助的に使うのがいいかもしれません。

マッチフォントの使い方

  1. 文字の入った画像を用意する(ビットマップ画像でOK)
  2. 文字の部分を選択する
  3. 書式>マッチフォント を選択

マッチフォントを実行すると、インストール済みのフォントの中から、画像と同じ、もしくは似たフォントを一覧で表示してくれます。また、Adobeのフォントサービス「Typekit」のフォントも検索され、雲のマークをクリックすることでその場でインストールが可能です(訓練校のパソコンではインストールできません! ご了承ください)。

参考サイト

Photoshop ブラシカスタマイズ3 ~ブラシパネル「散布」の設定~

3回前の記事からブラシカスタマイズについて書いています。前回はブラシパネルの設定項目「散布」について解説しました。今回の記事では、描画中の色を変化させる設定、「カラー」について解説します。

※この記事を書く際に使っているPhotoshopのバージョンはCC 2015です。バージョンによって見た目や設定等異なる場合があります。

カラー

描点ごとに適用

チェックを入れていないときは、1回の描画(1ストローク)ではカラーの変化が起きず、2回3回と描画するたびに色が変化します。チェックが入っているときは、1回の描画の最中に(1ストローク中に)色が変わるようになります。

描画色・背景色のジッター

描画色と背景色の間で色をランダムに変化させたいときに動かす項目です。100%に近いほど変化の度合いが大きくなります。

コントロール

「オフ」がデフォルトで、「フェード」に設定すると、指定した回数ブラシ先端を描画する間に描画色から背景色へ変化します。「フェード」の数値の意味は、ブラシ先端の描画回数です。「描点ごとに適用」にチェックが入っていない場合は「フェード」の設定は反映されません。

色相のジッター

色味をランダムに変化させたいときに動かします。

彩度のジッター

色の鮮やかさをランダムに変化させたいときに動かします。

明るさのジッター

明るさをランダムに変化させたいときに動かします。

HSB

彩度を増減させます。-100%は彩度が全く無い状態、100%は彩度が最も高い状態です。

例:描画色から背景色へのグラデーションになるブラシの設定

描画色から背景色へのグラデーションになるブラシの設定

Photoshop ブラシカスタマイズ3 ~ブラシパネル「散布」の設定~

前々回の記事からブラシカスタマイズについて書いています。前回はブラシパネルの設定項目「シェイプ」について解説しました。今回の記事では、ブラシをランダムに散布するときの設定、「散布」について解説します。

※この記事を書く際に使っているPhotoshopのバージョンはCC 2015です。バージョンによって見た目や設定等異なる場合があります。

散布

散布

ブラシをランダムに散布したいときに動かす項目で、数値が大きいほど広範囲に散布されます。また、「両軸」にチェックが入っていない状態ではストロークに対して垂直方向にのみ散布されますが、「両軸」にチェックを入れるとストロークに対して水平・垂直両方に散布され、よりランダム感が出ます。

コントロール

「オフ」がデフォルトで、「フェード」に設定すると、指定した回数ブラシ先端を描画する間に散布されなくなるよう、徐々に散布範囲が狭まります。「フェード」の数値の意味は、ブラシ先端の描画回数です。

ブラシが散布されて出来た空間に、追加でブラシを描画する数の設定です。

数のジッター

「数」で指定した、”ブラシが散布されて出来た空間に追加でブラシを描画する数” をランダムに変化させたいときに動かします。

コントロール

「オフ」がデフォルトで、「フェード」に設定すると、指定した回数ブラシ先端を描画する間に「数」が0になるよう、徐々にブラシの数が少なくなります。「フェード」の数値の意味は、ブラシ先端の描画回数です。

例:段々散布範囲が狭まっていくブラシの設定

段々散布範囲が小さくなるブラシの設定

Photoshop ブラシカスタマイズ2 ~ブラシパネル「シェイプ」の設定~

前回の記事に引き続き、ブラシカスタマイズについてです。前回はブラシパネルの見方と主な設定項目について紹介しましたが、今回は沢山ある設定項目の中から、変える機会の多い「シェイプ」について解説します。次回以降の記事では、「散布」「カラー」を紹介する予定です。

※この記事を書く際に使っているPhotoshopのバージョンはCC 2015です。バージョンによって見た目や設定等異なる場合があります。

ブラシパネル「シェイプ」

ブラシパネルの「シェイプ」では、描画中のサイズや角度、真円率の設定ができます。

サイズ

サイズのジッター

描画中、サイズをランダムに変化させたいときに動かします。0%が変化なし、数値が大きいほど変化の度合いが大きくなります。

コントロール

「オフ」がデフォルトで、「フェード」に設定すると、指定した回数ブラシ先端を描画する間に「最小の直径」になるよう、徐々にサイズが小さくなります。「フェード」の数値の意味は、ブラシ先端の描画回数です。

最小の直径

最小のブラシ直径を、現在のブラシサイズの何%にするか設定します。

例:段々細くなって消えるブラシの設定

段々細くなって消えるブラシの設定

角度

角度のジッター

描画中、角度をランダムに変化させたいときに動かします。0%が変化なし、数値が大きいほど変化の度合いが大きくなります。

コントロール

「オフ」がデフォルトで、「フェード」に設定すると、指定した回数ブラシ先端を描画する間に360°回転します。「フェード」の数値の意味は、ブラシ先端の描画回数です。「進行方向」に指定すると、描画方向に沿うようにブラシの角度が変化します。

例:進行方向に沿って角度が変化するブラシの設定

進行方向に沿って角度が変化するブラシの設定

真円率

真円率のジッター

描画中、角度をランダムに変化させたいときに動かします。0%が変化なし、数値が大きいほど変化の度合いが大きくなります。

コントロール

「オフ」がデフォルトで、「フェード」に設定すると、指定した回数ブラシ先端を描画する間に「最小の真円率」になるよう、徐々に真円率が変化します。「フェード」の数値の意味は、ブラシ先端の描画回数です。

最小の真円率

最小の真円率を、正円を100%、棒のように扁平な状態を0%とした割合で設定します。

例:ランダムに真円率が変化するブラシの設定

ランダムに真円率が変化するブラシの設定

Photoshop ブラシカスタマイズ1 ~ブラシパネルの設定項目~

今回の記事から数回に分けてPhotoshopのブラシカスタマイズ方法について記事を書いていきます。Photsohopのブラシは設定項目が非常に多く細かいので、全ては解説できませんが、比較的使うことのある設定に関しては触れていこうと思います。ただし、ペンタブレットを使った場合の設定に関しては触れていません。

※この記事を書く際に使っているPhotoshopのバージョンはCC 2015です。バージョンによって見た目や設定等異なる場合があります。

1回目の今回は、ブラシカスタマイズに使うブラシパネルの見方と、主な設定項目にどんなものがあるか紹介します。

ブラシパネル

ブラシパネル

ブラシをカスタマイズするときは、ブラシパネルを使用します。ブラシパネルは大きく3つのエリアに分かれています。1つは、左側の設定項目を選ぶエリア、もう1つは、左側で選んだ項目の設定を行うエリア、3つ目は、下にあるブラシのプレビューエリアです。左側で設定項目を選び、右側で設定し、下のプレビューで確認するという流れです。

ブラシの設定項目

具体的にどんな設定項目があるか表にしました。比較的使う機会の多い設定(上の画像で番号を付けた設定)のみ表にしてあります。

ブラシの設定項目
設定項目 設定内容
1.ブラシ先端のシェイプ ブラシ先端の形状、直径、硬さ、間隔など基本の設定。選んだブラシ先端の種類によって内容が変わる。
2.シェイプ 描画中のサイズや角度、真円率の設定
3.散布 ブラシをランダムに散布する設定
4.テクスチャ ブラシにテクスチャを入れる
5.デュアルブラシ 二つのブラシを組み合わせて見た目を変化させる
6.カラー 描画中の色の変化を設定
7.ウェットエッジ チェックを入れると、水彩絵具が乾いたときのような縁の付いたブラシになる
詳細設定は無い
8.重ね描き効果 チェックを入れると、ブラシツールでクリック長押しした際にブラシが濃く(太く)なる「エアブラシスタイル」の設定になる
詳細設定は無い

Photoshop ブラシツールを使うときに便利なショートカット

Photoshop ブラシツールを使うときに 便利なショートカット

Photoshopでブラシツールを使うときは、サイズや硬さ、不透明度や流量などを頻繁に変えて使うことがあると思います。そういったときに便利なショートカットを記事にしておきます。

ブラシツールを使うときに便利なショートカット
ショートカット 効果
B ブラシツールを選択
 [ ※開始かぎ括弧のキー ブラシサイズを段階的に小さく
 ] ※閉じかぎ括弧のキー ブラシサイズを段階的に大きく
Shift + [ 硬さを段階的にやわらかく
Shift + ] 硬さを段階的に硬く
Win Alt + マウス右ボタンでドラッグ
Mac Ctrl + Option + ドラッグ
サイズと硬さをまとめて調整
ドラッグの方向: ←小さく →大きく ↑軟らかく ↓硬く
数字キー 不透明度の変更
例: 0=100% 1=10% 2=20% 45=45%
Shift + 数字キー 流量の変更
押す数字キーは不透明度の変更と同じ
X 描画色と背景色を切り替え

他にも、ブラシツールを使用中に右クリックするとブラシプリセットピッカー(ブラシの種類やサイズ、硬さを変更できる画面)が出てきます。

PhotoshopCC 画像アセットの使い方

今回はPhotoshopCCの「画像アセット」についてご紹介します。画像アセットは、レイヤーやグループに特定の名前を付けることで、そのレイヤーやグループを別の画像ファイルとして自動で書き出す機能です。この機能があれば、WEB制作の際に面倒なスライス作業をしなくても済むようになります。

画像アセットをONにする

画像アセットの機能を使うには、ファイル>生成>画像アセット にチェックを入れます。デフォルトではオフになっており、ドキュメントごとに設定が出来ます。また、編集>環境設定>プラグイン 内の「Generatorを有効にする」にチェックを入れておく必要があります(こちらはデフォルトでオンになっています)。

画像アセットのオン

Photoshop環境設定 プラグイン

レイヤー名・グループ名の付け方

画像アセットがONになっていると、レイヤーやグループの名前をファイル名にすることで、画像が自動で書き出されます。レイヤーの変更も、すぐに書き出し後の画像に反映されます。

レイヤー名の付け方によって圧縮率やファイル形式を変更することもできます。下はその一例です。

画像アセット_レイヤー名の例

レイヤー名の付け方について詳しくは、後述する参考サイトをご覧ください。

生成された画像ファイルの場所

書き出された画像は、ドキュメントが保存されているのと同じ場所に生成される「ファイル名-assets」フォルダに格納されます。

参考サイト

Photoshop レイヤースタイルの使い方

今回は、レイヤーに対してドロップシャドウやグラデーションオーバーレイなど色々な効果を付けられる、レイヤースタイルの使い方についてです。

レイヤースタイルの適用方法

レイヤースタイル適用方法

レイヤースタイルを適用するには、レイヤーパネルでレイヤーをダブルクリックするか、レイヤーパネル下部の「fx」ボタンから効果を選びます。すると、レイヤースタイルの設定画面が出てくるので、左側に並んだ効果名にチェックを入れて編集し、OKを押せば適用されます。

レイヤースタイルの編集方法

レイヤースタイルは、後からいくらでも再編集することが出来ます。効果を編集するには、レイヤーパネルでレイヤーをダブルクリックするか、レイヤーに表示される効果名をダブルクリックすると編集できます。

レイヤースタイルの削除

レイヤースタイルを削除したいときは、レイヤーパネルに表示される効果名をパネル下部のゴミ箱マークへドラッグします。全ての効果を削除したいときは、レイヤーを右クリックして「レイヤースタイルを消去」を選択します。

スタイルのコピー/ペースト

レイヤーパネル上で右クリックすると、「レイヤースタイルをコピー」「レイヤースタイルをペースト」という項目があります。これで複数のレイヤーに全く同じレイヤースタイルをコピー/ペーストすることが出来ます。

コピーしたいレイヤースタイルが適用されたレイヤーを選択して「レイヤースタイルをコピー」し、ペーストしたいレイヤーを選択して「レイヤースタイルをペースト」します。複数のレイヤーに一度にペーストすることも可能です。

スタイルの登録

よく使うスタイルは、スタイルパネルに登録しておくこともできます。登録したいスタイルが適用されたレイヤーを選択した状態でスタイルパネルを開き、「新規スタイルを作成」ボタン(書類のマーク)をクリックすると登録が出来ます。